開発環境を整えよう
- 仮想環境を使った開発環境の構築
- 仮想環境とは
- 仮想環境の構築手順
- Windowsでの注意点
- 仮想環境の構築
- Vagrant (ベイグラント) とは
- VirtualBox (バーチャルボックス) をインストール
- Vagrantのインストール
- TeraTermのインストール(Windowsのみ)
- Vagrantを立ち上げる準備
- Vargrantを立ち上げてみる
仮想環境を使った開発環境の構築
仮想環境とは
仮想環境とは、分かりやすく言うとPCの中にもう一つ別のPCが入っている状態です。
普段利用しているPCの設定に影響を与えることなく簡単に別のPCを用意することができ、開発環境として色々と試すことができます。この仮想環境はもちろん簡単に削除もできます。
また、別のPCなので、こちら側のPC(Windows or Mac)から仮想環境を操作するためには、「ssh(遠隔操作)」という通信接続手段が必要になります。(この後の作業で出てきます)
構築したり壊したりが簡単
自分のPCそのものを環境構築していくことは、様々な設定が必要となり慣れていない方には難しく、下手をするともともと入っているPCの設定にも悪い影響を与える可能性があります。
そこで、比較的作成・削除の簡単な仮想環境というものを作り、本番環境に近い環境の再現を行います。
仮想環境の構築手順
「virtual box」と「vagrant」2つのツールを駆使してRuby on Railsの開発が出来るように構築していきましょう。
まず、仮想環境を作るために「virtual box」というツールを使用していきます。
さらに「vagrant」というツールを入れて、仮想環境を操作していきます。
作成した仮想環境(もう一つのPC)に接続(ssh接続)して開発を進めていきます。
では、実際に以下に従って、環境構築を進めていきましょう。
Windowsでの注意点
Windowsでアカウントのユーザー名を日本語やカタカナで設定していた場合、Vagrantでの環境構築が出来ません。
必ず、
・小文字アルファベットのユーザー名。
・スペースをユーザー名に含まない。
上記のアカウントが必要になります。
コマンドプロンプトを起動し、以下の部分が日本語やカタカナ、スペースが入っていないかを確認してください。
日本語やカタカナ、スペースが含まれたユーザー名の場合は、新規に「ローカルアカウント」を作成してください。
Windowsのバージョンによって作成の操作が異なります。
仮想環境の構築
Vagrant (ベイグラント) とは
vagrantは、あるOS上で別のOSを動かす環境(仮想環境)を作るためのアプリケーションです。
先ほど説明した自分のPC内の別のPCを操作するもの
VirtualBox (バーチャルボックス) をインストール
「Vagrant」はVirtualBoxという仮想環境を作る別のアプリケーションの上で動いていますので、まずは「VirtualBox」をインストールする必要があります。
Vagrantのインストール
次に、Vagrantをインストールしていきましょう。
自分の環境に合ったものを選び、ダウンロードしたファイルを実行すればインストールは完了です。
TeraTermのインストール(Windowsのみ)
Windowsの場合、仮想環境に接続するために「SSHクライアント」というアプリケーションが必要になります。
Vagrantを立ち上げる準備
まず、最初にvagrant-vbguestというプラグインをインストールします。ターミナル(Windowsの場合はコマンドプロンプト)を立ち上げ、下記のコードを入力してください
実行しエラーがなければインストールは完了します。
次に、Vagrantの初期設定を行っていきましょう。
初期設定をするためには「Vagrantfile」を利用します。この「Vagrantfile」とは、Vagrantの初期設定が書かれているファイルとなります。
Vargrantを立ち上げてみる
早速Vagrantを起動してみましょう。
こちらが、vagrant(仮想環境)の起動コマンドです。
実行すると以下のようになります。
初回起動時は、とても時間(ネットワーク環境、PCのスペックにもよりますが、1〜3時間)がかかります。
Vagrantの初回起動が無事に完了すると、下記の画像のように表示されます。
これでRailsの環境が全て整いました。
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xoxo ( `ー´)ノ